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ヘルスケアにおけるiot・m2m技術を使ったモバイルデバイス

今後の医療において重要さを増すのは、予防と健康管理です。医師や病院から離れた状態で、自分の健康状態をいかに正確に判断できるかがポイントになります。一人ひとりが日ごろから健康状態をモニタリングできるようになるのが理想です。

以前から、個人で所有できる健康状態をモニタリングできる機器はありました。家庭用の血圧計やベッドに取り付けるセンサーデバイスなどがそうです。ただ、こうした機器は携帯性が低く、使用できる場所も限られます。こうした従来の機器の問題を解決するのが、体に身につけることのできるモバイルデバイス(ウェアラブルデバイス)です。

ウェアラブルデバイスには従来から規制当局による臨床用のものもありましたが、最近では、個人が簡単に購入できる腕時計型やメガネ型のものが増えています。今ではスマートフォンなどのモバイルデバイスとも連動して、個人が簡単に健康状態を把握できるようになりました。各メーカーが新製品を続々と市場に投入しており、大手メーカーだけでなく、家電、通信機器、ソフトウェア開発などの新興企業も比較的参入しやすい分野です。

それらウェアラブルデバイスのなかには、iot・m2m用モバイル回線を使ってiot化を果たしているものもあります。ocnの固定ip付きモバイルのような体に装着したモバイルデバイスによって、心拍数、血圧、消費カロリー、歩数などのデータを取得、それをAIが分析して自分の健康状態を管理するというものです。今ではiot・m2m技術を使ったウェアラブルデバイスは多様化しており、介護や防犯向けの生体データやGPSの位置情報をリアルタイムに検知できるデバイスもあります。

以前はヘルスケアと言えば、意識の高い人だけがやっているというイメージでしたが、こうしたウェアラブルデバイスの登場によって多くの人が健康管理の重要さに気づいています。今後、市場規模は確実に拡大していくでしょう。ウェアラブルデバイスの普及が、この分野におけるiot・m2m技術の普及に貢献しているのは間違いありません。